リニューアルした「dTV」レビュー・解析

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ネット経由でいつでも映画やドラマなどが楽しめるビデオオンデマンド(VOD)サービス。

手頃な定額料金制が導入され、デバイスとモバイル回線の進化でスマートフォンやタブレットでも快適に視聴できるようになった。

この秋には米国で人気の動画配信サービス「Netflix」が日本に上陸する予定で、さらに盛り上がりを見せそう。

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「dTV」

この春に大幅なリニューアルを行ったのがNTTドコモとエイベックス通信放送が提供している「dTV」。

従来の「dビデオ powered by BeeTV」(dビデオ)からサービスブランドを変更し、ユーザーインタフェース(UI)も大きく変えた。

さらにリビングのテレビでも利用できるよう、新たに専用のセットトップボックス(STB)の販売も開始。

 

このdTVはドコモのサービスで、ドコモのスマホユーザーであれば新規契約や機種変更などの機会にオプション加入していることも多い。

そのため、dTVあるいはdビデオのアイコンを目にしたドコモユーザーも多い。

だが運営の大部分はエイベックスが担っており、アプリは他キャリアのスマートフォンやタブレットでもダウンロードできる。

作品を視聴するにはユーザー認証用の「docomo ID」が必要になるが、docomo IDはドコモ契約がなくても作成が可能。

dTVは、回線にとらわれず利用できるキャリアフリーのVODでもある。

料金

料金は月額500円(税別)の定額制で、最初の契約から31日間は無料。

ただし作品によっては「レンタル」扱いになり、別料金が発生する。

ラインアップする作品は12万本とされ、国内外の映画・ドラマ、アニメ、子供向け、バラエティなどのTV番組、

ミュージックビデオやカラオケまで、ジャンルとしてはまんべんなく取りそろえている印象。

フィーチャーフォン時代から続くBee TVブランドの独自コンテンツもあり、dTV限定をうたう作品も多い。

「FOXチャンネル」

5月19日からは新たに「FOXチャンネル」の配信が始まった

。dTV内のFOXチャンネルは海外ドラマとは別の独立したジャンルで、

CSやCATV向けのFOXチャンネルとほぼ同じ編成で番組をリアルタイム配信している。

見逃し配信として過去の番組を一定期間見ることもできるが、VODというよりは“放送”に近いスタイルのサービス。

そのため独立したジャンルになっている。

テレビっぽいdTVアプリのザッピングUI

リニューアル前の3月末時点の数字が、dTV(dビデオ)の契約者数は約468万件。

同じタイミングで100万契約を発表した「Hulu」(国内のみ)の5倍近いユーザー数。

さらにdTVは、Huluがシーズン4まで配信していた人気の海外ドラマ「ウォーキング・デッド」のシーズン5をVODサービスとして独占配信したり、

真田広之出演の「HELIX 黒い遺伝子」を日本でいち早く配信したりするなど、ラインアップの強化を進めている。

 

そして今回のdビデオからdTVへのリニューアルで最も大きなウェイトを占めたのが、UIの刷新だった。

これまではアプリを起動すると、おすすめ作品が表示され、その下にランキングと新着作品が並び、

メニューをたどって目当ての作品を探すという、VODとしてオーソドックスなものだった。

dTVは起動すると作品のサムネイルが縦スクロールで次々と表示され、左右のフリックでジャンルを切り替えるというスタイルになった。

サムネイルを一定時間見ていると自動で予告編が流れ出すなど(例外作品もある)、

テレビのチャンネルを次々と切り替えるザッピングに近い操作性。

 

従来のようなジャンルごとのメニューや検索フォームもあり、見たい作品が決まっているならそちらから探すこともできる。

ただdTVの担当者によるとザッピングのようなUIを採用したのは、「テレビのようにチャンネルを切り替えて、

新しい作品に出会って欲しい」という考えがあったため。

確かにフリック操作で作品タイトルを次々見ていると操作が途切れることがなく、

「お、これは面白そう」と感じることも多い。実にテレビっぽいVODサービス。

dTVをテレビで見る

以前のdビデオは、スマホ/タブレット、フィーチャーフォンなどのモバイルデバイスでの利用がメインのサービスだった。

先に紹介したようにリニューアル後のdTVでは、専用のSTB「dTVターミナル dTV 01」を用意。

HDMI対応のテレビやモニターでも利用できるようになった。

 

dTVターミナルの背面にはHDMI出力だけでなく入力端子もあるが、これはHDMIのパススルー用。

TVのHDMI入力に余裕がない場合、すでに接続しているHDDレコーダーなどの接続先をいったんdTVターミナルにし、

さらにTVへ中継することで、HDMI端子をふさがずに機器を増設できる。

ネットには、有線LANまたは無線LANを介して家庭のブロードバンドルーターから接続。

もちろんドコモ回線である必要はない。そのほか、光デジタル音声出力端子とUSB端子も搭載。

 

dTVターミナルでもザッピングUIの使用感はそのまま。付属の赤外線リモコンを使って、

テレビのチャンネルを切り替える要領で次々と配信タイトルを閲覧できる。契約する専門チャンネルが増えたような印象。

dTVアプリからdTVターミナルを操作することはできず、スマホ向けサービスとは完全に切り離されたデバイスという位置付け。

 

dTVで配信しているコンテンツはHD画質であれば720pで、スマホ向けアプリでもdTVターミナルでも同じデータを配信している。

フルHD(1080p)やそれを超える4K画質よりは劣るが、ブロードバンド回線の実効速度にばらつきがあることや、

リーズナブルな月額料金を考えると、十分な解像度。

YouTubeやMiracastにも対応

dTVターミナルにはAndroid OSが使われており、YouTubeへのアクセスやAndroidスマホ内のコンテンツをWi-Fi経由で表示するMiracastといった機能も搭載した。

ユーザー認証や決済にもdocomo IDが使われるが、1度登録しておけば本体内に保存され、

使う度にログインし直す必要はないのも便利。

4Gバイトの内蔵ストレージ、micro SDカードスロットとUSBメモリ端子もあり、メディアプレイヤーとしても活用できる。

 

dTVターミナル dTV 01の本体価格は7538円(税込)。

2016年3月31日までに購入すれば、500円分のレンタル作品用クーポンを1カ月に1回、最大14カ月間プレゼントするキャンペーンを実施中。

ちょっと分かりにくいが、500円×14回で合計7000円分の有料作品でもって、本体価格を割り引くイメージ。

キャンペーン適用の条件として、dTVへの加入とサービスの継続利用が必要になる(途中解約すればクーポンプレゼントも終了する)。

予告編自動再生のデータ消費に注意

従来のユーザーインタフェースに慣れているなら新UIはちょっと戸惑うかもしれない。

もう1つが、データ通信量の増加だ。映像を配信するVODサービスだけにデータ利用が多いのは当然だが、

アプリを起動して作品タイトルを眺めているだけでも、予告編が自動で流れ、ザッピングだけでもそれなりのデータ通信が発生する。

予告編の自動再生は設定画面からオフにできるので、月間のデータ使用量が気になるならオフにしておきたい。

 

専用STBを発売したことでマルチデバイス対応が強化されたdTV。

外出時はスマホやタブレットで、自宅ではdTVターミナルで視聴するなど、使い方の幅が広がった。ただ今のところ、

スマホで見ていた作品の続きをdTVターミナルで途中から再生することはできず、これからの対応になる。

細かい使い勝手の部分ではあるが、今後は複数デバイスで快適に利用するための改善も期待。

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