「ARROWS NX F-04G」 スマホ世界初搭載の虹彩認証「Iris Passport」レビュー

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2015年夏、富士通は「ARROWS NX F-04G」で新たな生体認証技術を世に提案。

虹彩認証「Iris Passport(アイリス・パスポート)」。

虹彩認証というと、データセンターの出入りや出入国審査などで活用されているが、スマホへの搭載は、F-04Gが世界初となる。

Iris Passportの使い勝手を隅々までチェックしていく。

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Iris Passportとは?

Iris Passportは、赤外線カメラと、赤外線を発する発光ダイオード(LED)から構成される。

赤外線を照射された目を赤外線カメラが撮影し、登録した虹彩と合致するかどうかを認証することで、本人を確認する仕組み。

他者受入率(他人の虹彩で認証を通過する確率)は10万分の1、

個人用の認証システムとしては非常に安全性の高いものとなっている。

 

赤外線を目に照射することに不安を覚える人もいる。

強い赤外線を長時間照射すると、白内障になることがあるので。

しかし、赤外線ライトから照射される赤外線は、「IEC62471(JIS C 7550)」という人体に照射する光線の安全基準をクリアしているので、

安心。

赤外線ライトと目を近づけすぎるのは良くない。

F-04Gでは、本体と顔(目)が近すぎる場合はIris Passportを一時的に無効にする安全対策を講じているが、

安全に使うために、赤外線ライトが付いているときは、

本体と目との距離を15センチ以上確保するようにしよう(登録時は25センチ前後、認証時は20~30センチ離して使うことを推奨)。

「虹彩認証体験」アプリで使いやすさをチェック

ARROWS NX F-04Gには、「虹彩認証体験」というアプリがプリインストールされている。

このアプリでは、その名のとおり、虹彩の登録から利用まで、Iris Passportを使って実際に体験できるようになっている。

アプリ一覧にある「虹彩認証体験」のアイコンをタップして起動。

ARROWSの初回起動後に通知パネルに出てくる「ARROWSオススメ」をタップして、その後の画面で「虹彩認証」を選んでも、

同じように体験アプリが起動する。

 

すでにユーザーの虹彩が登録済みでも、虹彩認証体験アプリは利用可能。

F-04Gを持っている友達から端末を借りて虹彩認証を試してみる、というのもいい。

 

さっそく虹彩認証を体験。

まず、虹彩登録の第1段階では、登録上の注意が表示される。室内で登録すること、裸眼で登録することの2点が大きな注意点。

普段、メガネやコンタクトレンズで視力を矯正している場合は、登録時だけは外すようにする。

登録してしまえば、これらを装着していても認証は問題なく行える。

仕組み上、赤外線をカットするサングラスや、虹彩を隠してしまうカラーコンタクトレンズ・サークルレンズを装着していると認証できない。

 

虹彩は、精度向上のため、両目のものを登録することが基本。

しかし、目の障害で、片方の目の虹彩が見えにくい、あるいは見えないという人にも配慮して、

片目のみ登録することもできるようになっている。

 

登録に進むと、アニメーションでその方法を教えてくれる。

赤外線カメラで目が映し出されたら、ガイドに合うように目を持っていき、円状の進捗(しんちょく)表示が1周するまで待つ。

登録時は、本体から顔を25センチ離すとベスト。

どうしてもうまく行かない場合は、ヒントを表示してくれるので、その指示に従う。

 

登録が終わったら、認証体験。

登録は少し時間がかかったが、認証は最短で0.6秒しかかからず、事実上一瞬で終わってしまう。

本当に速すぎて、何度やっても驚いてしまうほど。

虹彩の登録方法・使いかた

セキュリティ認証にIris Passportを使う場合は、端末設定の「ロック・セキュリティ」内にある「虹彩登録」から虹彩を登録する必要がある。

手順は認証体験時と一緒だが、登録完了後に、代替認証方法の登録を行うところが異なる。

代替認証方法は、パターン、暗証番号(PIN)、パスワードの3つから選ぶようになっている。

いずれもAndroid端末では一般的な認証方法。

代替認証は、虹彩認証が使えない場合に利用するものなので、設定したパターンなどは忘れないようにする。

 

代替認証を登録した後、セキュリティ認証に「虹彩認証」を登録すると、晴れてロック解除でIris Passportを利用できるようになる。

どのくらいのスピードでロックを解除できるのか、画面の様子を収めた動画で確認してみてほしい。

目が指定範囲に映り込んだ瞬間にロックが解除されていることが分かるはず。

 

「これだとよく分からない」という方のために、もうひとつ動画を用意。

こちらは、筆者がIris Passportでロック解除をしているときの様子を撮影したもの。

一見すると、F-04Gの本体を傾けているだけに見えるが、目を向けて、実際にロック解除をしている。

 

Iris Passportでは、認証時に目を画面に映し出さないように設定することもできる。

端末設定の「ロック・セキュリティ」内にある「虹彩管理」を開いて、「虹彩のファインダーを表示する」のスイッチをオフにするだけで良い。

「認証のために、自分の瞳が映り込むのは恥ずかしい」という人も、非表示にすることで安心して使える。

 

虹彩認証は、ロック解除だけではなく、IDやパスワードの入力を自動で行う「パスワードマネージャー」や、

アプリや写真などのデータを隠せる「プライバシーモード」と連携して使うことができる。

docomo IDとの連携で、ログイン・決済時の認証にも使うこともできる。

見つめるだけで、端末内にとどまらず、ネットの認証にも使えて便利。

虹彩認証の疑問点

暗い(明るい)場所でも認証できるか?

Iris Passportは、赤外線カメラを使っている。赤外線カメラといえば、「暗視カメラ」として使われることも多いことからも分かるとおり、

暗い場所はむしろ得意分野。暗い場所なら全く問題なく認証できるので安心してほしい。

 

明るい場所(厳密には、いろいろな光線が飛び交っている場所)は、とても苦手。

「スーパークリアモード」(晴天時の自動輝度調整)がしっかりと機能するほどの晴天下において、

虹彩認証の通過率が下がる感じがする。

このようなときは、日陰を探して認証する、太陽を背にして認証する、手で目元にひさしを作って認証する、などの対策を取るようにする。

 

ここまでやっても、虹彩認証が通らないことはある。その際は、迷わず代替認証手段を使うか、

Android 5.0以降の標準機能である「Smart Lock」(指定したBluetoothデバイスなどを接続中、

などの条件下でロック解除認証を省略できる機能)を利用することをおすすめ。

写真で認証されてることはあるか?

悪意のある他人が、利用者本人の目が映った写真を用意して認証を解除してしまうということも考えられなくはない。

デジタルカメラで虹彩パターンを緻密に撮影し、それを画面に映し出したり、写真として印刷したりすることは困難なので、

そのような心配は不要。

生身の人間の目を映し出さないと、認証は通過できないようになっている。

認証の精度を向上するには?

Iris Passportでは、最大で3つの虹彩データを保存できる。虹彩データを追加登録しておくと、

状況に応じて最適なデータを使って認証するので、結果として認証精度が向上する。

 

虹彩データの追加登録は、虹彩管理画面の「虹彩認証の精度を向上」を選択すればできる。

追加登録時のポイントは、明るさの違う場所で登録すること。

明るい場所、暗い場所と、その中間の場所、といった感じで登録することをお勧めする。

3つ以上のデータを登録しようとした場合、登録段階で一番使われていないデータが自動で削除されるようになっている。

本体を直視、本体が斜めでも認証されるか?

できる限り、本体(の赤外線カメラ)を直視した方が認証に通過しやすくなることは事実。

しかし、多少視線がそれていても、赤外線カメラのファインダーの範囲に目が映ってれば認証を通過することはできる。

本体の傾きについても同様で、多少であれば認証に大きな影響を与えることはない。

 

F-04Gで指紋認証がなくなったことに、正直さみしさを覚えた。

しかし、Iris Passportなら、指がふやけていても、手袋をしていても、本当に一瞬でロック解除できる快感を知ってしまった最近では、

虹彩認証にはまってしまっている。

本文でも触れた通り、炎天下での認証が通りづらいという弱点は確かにあるが、

対処法を知ってしまえばどうにかなってしまうことがほとんど。

 

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