3キャリアで競争が激化「iPhone 6s/6s Plus」料金・キャンペーン比較 ドコモ・KDDI・ソフトバンク

iPhone 6s/6s Plus
スポンサーリンク

iPhoneは、3キャリアとも同一モデルを扱うことになるため、キャリア同士の競争が激化しがち。

端末での差別化ができず、キャリアとしては、それ以外の部分で勝負せざるをえなくなる。

もちろん、端末に人気がなければ競争は促進されないが、iPhoneは単一機種としては年間で最も販売台数が多い。

キャリアとしても、無視するわけにはいかない存在といえる。

料金やキャンペーンに加え、iPhone 5でLTEに対応してからは、ネットワークのアピール合戦も激化している。

今回は3キャリアのiPhone 6s/6s Plusを巡る料金・キャンペーンを比較してみる。

iPhone 6s/6s Plus

KDDI 「スーパーカケホ」

iPhone 6s、iPhone 6s Plusで口火を切ったのはKDDI。

同社は基本使用料が1000円安い、「スーパーカケホ」を他社に先駆けて発表。1回の通話の上限を5分にすることで、

料金を安く設定した。キャリアの収益は、料金とユーザー数の掛け算が基本。

基本使用料の値下げは減収に直結してしまうため、手を打ちづらい。スーパーカケホは、ここに踏み込んだ禁断の手。

 

これに対して、まずソフトバンクが追随。

同じく基本使用料が1700円となる、「スマ放題ライト」を発表した。カケホーダイの導入で収益減に苦しんでいたドコモも、

ここには対抗せざるをえなかったようで、やや遅れて「カケホーダイ ライトプラン」を導入することを発表し、

3社の足並みがそろった格好。

一方で、先行していたぶん、KDDIの方が料金プランは練られている印象を受ける。

1700円、1回5分までの割安な料金プランは組み合わせられるデータパックに制限がかけられているが、

KDDIだけ3Gバイトの「データ定額3」が対象になっている。

一方のドコモは5Gバイトの「データMパック」以上、ソフトバンクも5Gバイトの「データ定額パック 標準」以上としか組み合わせることができ

ない。

 

3キャリアの新音声定額プラン比較
名称 対応データプラン 料金
ドコモ カケホーダイ ライトプラン データMパック以上 7000円
KDDI スーパーカケホ データ定額3以上 6200円
ソフトバンク スマ放題ライト データ定額パック標準以上 7000円
※5分制限の音声定額プランを使ったときの最低料金。KDDIが他社より安くなっている。

 

 

ドコモとソフトバンクは、低容量が2Gバイト、その次が5Gバイトまでとなっており、間である3Gバイト、

4Gバイトの選択肢が用意されていない。カケホーダイのような通話定額プランは、音声通話から得られる収益が下がる構造になってお

り、ユーザーが大容量のデータパックを選択することで減収分が相殺される。

例えば、ドコモは経営指標の1つとして、5Gバイト以上のデータパックの選択率を公表している。ドコモの場合、5Gバイト以上の選択が7割

超に増え、収益にも反転の兆しが見えてきているが、裏を返せば、2Gバイトのデータパックを契約したままのユーザーもまだまだ少なくな

いということでもある。

 

こうしたユーザーにとっては、1700円のカケホーダイ、スマ放題ライトを選ぼうとすると、値上げになってしまう。

ドコモ、ソフトバンクとも、2Gバイトのデータパックを選択した際の料金は6500円だが、カケホーダイライト、スマ放題ライトを選択すると最

低料金は7000円。事実上、5Gバイト以上のデータパックを選んでいるユーザーだけがメリットのある状態になっている。

ドコモの音声定額プラン
音声プラン データパック spモード 合計料金
カケホーダイ ライトプラン(1700円) データMパック(5000円) 300円 7000円
カケホーダイ(2700円) データSパック(3500円) 300円 6500円
「データSパック」利用中のユーザーが「カケホーダイライトプラン」に変更すると、かえって割高になってしまう。

 

ここに目をつけたKDDIは3Gバイトのデータ定額3を対象にしていた。もともとKDDIの新料金プランはデータパックの段階を他社より細か

く設定しており、2Gバイトの「データ定額2」から13Gバイトの「データ定額13」まで、6段階となっている。

2700円の電話カケ放題プランにデータ定額2を加えたときの料金は6500円。データ定額3では7200円となり、その差は700円。

結果として、データ定額2を契約していて通話が少なかったユーザーは、データパックをデータ定額3に上げても料金は差し引きで300円

ほど安くなる。つまり、新料金プランを選択している通話の少ないユーザー全員が得をするということ。

 

auの音声定額プラン
音声プラン データパック LTE NET 合計料金
スーパーカケホ(1700円) データ定額3(4200円) 300円 6200円
電話カケ放題(2700円) データ定額2(3500円) 300円 6500円
※音声通話が少ないユーザーなら、スーパーカケホにしてデータ定額を1つ上に上げても、料金はトータルで安くなる。

もちろん経営的な視点で見ると減収のリスクにはなるが、期末決算には織り込み済みで、影響は限定的。

5分を超えたぶんに通話料がかかること、新料金プランに一本化していないこと、3Gバイトが選べることで新規のユーザーを獲得しやすい

ことなどが、その理由だという。

一見すると細かい条件の違いと思えるかもしれないが、他社が用意していなかった3Gバイトのデータ定額3を上手に使い、

ギリギリのところでユーザーメリットと収益のバランスを取っているところに、苦労のあとがうかがえる。

ドコモ

キャリア同士の戦いでは、ネットワークにもスポットライトが当たる。ここで先行したのは、ドコモ。

同社はiPhone 6s、6s Plusの登場に合わせ、2GHz帯(Band 1)と1.7GHz帯(Band 3、1.8GHz帯と呼ぶ方が一般的)の2つの周波数を掛

け合わせたキャリアアグリゲーションを開始。同社が「PREMIUM 4G」と呼ぶLTE-Advancedの速度は、国内最高の下り最大262.5Mbps

となる。

 

すでにLTE-AdvancedはAndroidでも導入されているが、最大の通信速度は下り225Mbps。

これは、2GHz帯と1.5GHz帯(Band 21)および1.7GHz帯と800MHz帯(Band 19)の組み合わせによるもの。

ほかにも、Androidでは2GHz帯と800MHz帯で、下り最大187.5Mbpsのキャリアアグリゲーションを実施している。

ドコモはLTE-Advancedの導入に高度化C-RANと呼ばれる仕組みを導入しており、これによって実行速度の速い周波数からキャリアア

グリゲーションを的確に選択し、基地局と端末が申し合わせて通信することが可能になった。

 

このうち、iPhone 6s、6s Plusは、世界的に見ると珍しい1.5GHz帯には非対応。2GHz帯と1.5GHz帯のキャリアアグリゲーションが利用で

きない。もし2GHz帯と1.7GHz帯のキャリアアグリゲーションを導入していなければ、Androidより利用できる帯域幅の合計が少なくなって

しまっていた。特に、2GHz帯と1.5GHz帯の組み合わせは、トラフィックが最も集中しやすい大都市圏を中心に、集中して導入されてい

る。

 

iPhoneの取り扱い開始が遅かったドコモは他社よりAndroid比率が高いとはいえ、混雑しやすい場所でキャリアアグリゲーションの組み

合わせが減ってしまうのは、ネットワークにとってもマイナス。1.5GHz帯に対応していなかったiPhone 6s、6s Plusに合わせて、2GHz帯と

1.7GHz帯を導入したのは、そのため。

2GHz帯と1.7GHz帯の組み合わせであれば、速度も262.5Mbpsとなり、あくまで理論値だが、他社をリードできる。

 

実際、auは下り最大225Mbpsで、Galaxy S6 edge発売時点と、最高速度は変わっていない。

ドコモと同様、2GHz帯と1.7GHz帯を持つソフトバンクも、この組み合わせでのキャリアアグリゲーションは行っておらず、

2GHz帯と900MHz帯(Band 8)のキャリアアグリゲーションでの最高速度も187.5Mbpsにとどまっている。

2GHz帯は、ドコモが基盤として整備してきた周波数帯。1.7GHz帯も東名阪など一部地域に限定されているが、特に力を入れて、都市

部を中心に大幅な増強をしてきた周波数帯。

(iPhone発売時点で)1.7GHz帯のすべてがキャリアアグリゲーションに対応しているわけではないというものの、

すでに広がっているエリアを対応させていくだけなので、スピーディな展開が可能。

2015年度末までに、キャリアアグリゲーション対応基地局は1万8000局に拡大していくという。

 

もちろん、ネットワークは理論値の最高速度が速ければいいというわけではないが、LTE-Advancedの導入は実行速度の向上にも貢献

する。ドコモによると、LTE-Advanced導入前後を比較したとき、最繁時でも都市部で20%、全国平均で10%の実効速度の向上が確認

できたという。ドコモは下り最大262.5MbpsのLTE-Advancedに関する説明会を開き、そこに合わせて、LTE-Advanced対応のエリアマッ

プも公開した。こうしたところからも、ドコモの自信のほどがうかがえる。

 

auはWiMAX 2+、ソフトバンクはAXGPも活用しており、エリアも広がっているため実効速度の優劣を一概に比較することは難しいが、

下り最大300MbpsのLTE カテゴリー6に対応したiPhone 6s、6 Plusの性能を最も引き出せるのが、ドコモのネットワークといえる。

iPhone 6s、6s Plusを巡る戦いは、料金で攻めるKDDIに対し、ネットワークで勝負するドコモという構図が浮かび上がってくる。

2社に対し、有効な対抗策を講じられていないソフトバンクは、どちらかといえば防戦を強いられている印象。

もちろん、同社は真っ先にiPhoneを取り扱ったキャリアであり、既存ユーザーも多いため機種変更需要も見込める。

ただ、かつてのソフトバンクにあった攻めの印象が薄れている印象は否めない。

こうしたキャリアのアピールに対し、ユーザーはどのような判断を下すのか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

ABOUTこの記事をかいた人

283プロフィール 住所、茨城県。 年齢、30代。 血液型、B型。 愛車、フェアレディZ。 音楽、Amazonストア展開、ゲーム、恋愛マインドを中心に、皆さんに少しでも為になるブログを毎日更新していきます! よろしくお願いします♪