「iPad Pro」スペック・レビュー・詳細解説

「iPad Pro」
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まるできら星のように、iPadがセンセーショナルな誕生を遂げたのは2010年のこと。

モダンでスマートなOSと、タッチパネルによる分かりやすいUIデザインを搭載したiPadは、「2歳の子どもから100歳のお年寄りまで誰でも使えるコンピュータ」として、インターネットとアプリの世界の裾野を広げていった。


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iPadはその後、9.7型ディスプレイのiPadが正統進化して薄く軽く高性能化していく一方で、より携行性の高い7.9インチディスプレイのiPad miniがラインアップに追加された。

どちらも高精細なRetinaディスプレイと最新・最先端の高性能プロセッサ、そしてモダンでセキュリティ性能の高いiOSによって、タブレット市場のけん引役であり続けた。

そして2015年。

Appleは9.7型の「iPad Airシリーズ」、7.9型の「iPad miniシリーズ」に加えて、新たなサイズとなる12.9型の「iPad Pro」を投入する。

 

iPad Pro ボディ

大きい!! そして重い!!

 

iPad Proを手にして、最初に抱く印象である。

iPad Proのボディサイズは、220.6(幅)×305.7(高さ)×6.9(奥行き)ミリ。重量はWi-Fiモデルが713グラム、Wi-Fi+Cellular(LTE)モデルが723グラムである。

これは歴代のiPadシリーズよりも大きいのはもちろん、2015年4月に投入された新しいMacBookよりも幅と高さが大きい。

 

手にした時に大きさで驚いた後は、電源を入れてみて画面の美しさに感動することになる。

今回、搭載された12.9型のRetinaディスプレイは、2732×2048ピクセル(264ppi)の解像度を誇る。

これはフルHDの画面がそのまま収まってしまうもの。

また先行して製品投入されたiMac Retina 5Kディスプレイモデルからさまざまな技術がフィードバックされており、「光配向」と呼ばれる新プロセスや可変リフレッシュレート、タイミングコントローラー「TCON」などの採用により、色の再現性や明るさの均一性などが向上している。

iPad Air 2でも画面の美しさに感動したが、iPad Proはそれ以上。

そして、iPad Proは本体とディスプレイのサイズ拡大により、これまでのiPadとはまったく異なるユーザー体験を実現している。

iPadはもともと、ノートPCよりも持ち歩きがしやすく、いつでもどこでも気軽に使える「カジュアルなコンピュータ」というのが真骨頂だった。

しかし今回のiPad Proには、よくも悪くも、そのカジュアルさがない。

片手で扱うには大きく重く、タクシーや電車の中でパッと取りだして使うには画面が大きすぎる。

iOSを使っているという点こそ同じだが、iPad Proのユーザー体験や価値は、これまでのiPadとは別物と考えるべきだろう。

 

iPad Proの優位性

“コンテンツやアプリ、インターネットを気軽に楽しむ”という用途で考えると、iPad ProはこれまでのiPadよりも使い勝手が悪い。

カジュアルさとモバイル性で比較すると、持ち歩きも取り出しもしやすいiPad Air 2やiPad mini 4の方が明らかに適しているの。

では、iPad Proの真価が発揮され、そのユーザー体験が光る使い方はどのようなものか。

それはこれまでMacBookが担っていた“クリエイティブな道具・生産のためのコンピュータ”という用途である。

この使い方において、iPad Proの優位性となる要素は2つある。

1つは高性能なプロセッサである。iPad ProはAppleの第3世代64ビットアーキテクチャ「A9X」プロセッサを搭載。

これはiPad Air 2の約1.8倍の処理能力と、最大2倍のグラフィックス性能を発揮。Appleによると、2014年に発売されたノートPCよりも約8割処理能力が高く、同時に3本の4Kビデオストリームの動画編集もこなす実力を持つ。

プロセッサやソフトウェアのアーキテクチャが異なるので単純比較できないが、MacBook(2015年モデル)と比較してもまったく見劣りしない処理能力。

そして、もう1つの要素が、iPad Proと組み合わせて使う入力デバイスである。

既報の通り、iPad Proには専用のペン型デバイス「Apple Pencil」とキーボード付きカバーの「Smart Keyboard」が用意されている。

カジュアルなコンピューターという路線だったiPadは、シンプルで使いやすいマルチタッチインタフェ-スにこだわってきた。

これはカジュアルな使い勝手という点ではとても優れたソリューションだったが、iPad Proはクリエイティブ用途での活用がメインであるために、マルチタッチインタフェースを補完する入力デバイスが用意された。

 

この入力デバイスの中でも、とりわけ注目なのが「Apple Pencil」である。

これはiPad ProのディスプレイとApple Pencilの両方に専用のセンサーシステムが組み込まれており、両者が協調して動作する。

Apple Pencilからの信号は1秒間に240回という分解度でスキャンされ、これにより圧倒的な反応速度と精緻さを実現した。

Apple Pencilのすごさ。

まるで本物のペンで紙に書くように、すらすらと文字や図形が書ける。

その書き味は、これまでのスタイラスペンやタッチペンとは一線を画す。

反応速度がよいだけでなく、筆圧やペンの傾きを検知して線の太さや濃淡が変わる。

文字中心のメモ書きから、プロのデザイナーや美大生のグラフィックス制作まで、Apple Pencilではそつなくこなせそう。

一方、キーボード一体型カバーのSmart Keyboardは、手放しで称賛できるものではなかった。

単純にタブレット用キーボードとして見れば、キータッチはなかなかのものであるし、iPad Proとの接続を専用端子「Smart Connector」で行い、充電もペアリングもいらないというのは使い勝手がよい。

キーボードショートカットにも対応しているので、文字入力の速度はかなり向上する。

しかし、カバーとして閉じた状態からキーボードを開くまでの手間がかなり面倒なのと、日本市場向けに「日本語仕様のキーボード」として用意されていないのがいただけない。

JISカナ入力に対応しろとまでは言わないが、各種キー配列は日本仕様に改めなければ、日本の一般ユーザーにとっては使いにくいだろう。

 

Appleによると、iPad Proと外部キーボードを接続するSmart Connectorの仕様はサードパーティー向けにも公開されている。

Apple純正のSmart Keyboardが日本向けにきちんと最適化されていない以上、サードパーティーから使いやすいキーボードが登場することに期待したいところ。

 

iPad Proを選ぶメリット

これまでiPadは、カジュアルなコンピュータとして、主にコンテンツやネットサービスを気軽に使うためのプレーヤー(再生機)的な存在だった。

iPadの進化の過程で、iPhotoやiMovie、さらにはiWorkといった生産的なアプリが用意されていったにせよ、「仕事で使うMacと、カジュアルに楽しむiPad」というすみ分けができていた。

しかし今回のiPad Proは、明らかにクリエイティブ作業をするための道具。

MacBookの領域に踏み込んでおり、誤解を恐れずにいえば、MacBookと競合している。特に2015年4月に投入された新しいMacBookが、拡張性を大きく削ぎ落としてデジタルハブの機能を捨て、アプリとクラウドサービスをシンプルに使う方向に進化したため、よけいにiPad Proと“キャラがかぶる”のだ。ユーザーは、一体どちらを選べばいいのか。

まず、iPad Proを選ぶメリットが大きいと真っ先にいえるのが、グラフィックデザイナーや音楽・映像のクリエーターだろう。

iPad ProのRetinaディスプレイの解像度・美しさはMacBook以上であり、グラフィックス性能もすこぶる高い。

Apple Pencilという魅力的な入力デバイスもある。既にAdobeやAutoCADなどグラフィックス系を中心に、iPad ProとApple Pencilに最適化されたアプリを投入する方向。

デザイナーやクリエーター職の人が、モバイルでもプロの仕事をするための道具として、iPad Proはほぼ唯一無二の選択肢になるだろう。

「iPad Proをホワイトボードとして使う」という使い方である。iPad Pro+Apple Pencilには、標準のメモアプリだけでなく、「Paper」などビジネス用のメモ/アイデアスケッチアプリが対応してきている。

これを用いて打ち合わせ中にビジネスモデルやシステム図を模式図として描いて、それを見ながら議論するというのが、とても役に立つ。

周知の通り、ビジネスシーンでは常にホワイトボードのある環境で会議や打ち合わせができるとは限らない。

その時に12.9型のディスプレイにさっと図を書いて見せれば、ホワイトボードがなくても論点の整理ができる。

さらに描いた内容はデジタルデータなので、保存やキャプチャーをして後から参加メンバーで共有するといったことも簡単。

このホワイトボード的な使い方が役立つのは、会議の時ばかりではない。

仕事の合間にカフェやホテルのラウンジに寄り、そこでアイデアをまとめる際にも役に立つ。

またMicrosoftのPowerPointが、iPad Pro+Apple Pencilによる作図に対応して登場する予定なので、それが出れば本格的なパワポの資料作成にも使えるだろう。

iPad ProとApple Pencilの組み合わせは、ビジネスのクリエイティビティを高めるポテンシャルも備えている。

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