スマートウォッチメーカーのPebbleが、
ラウンドフェイス(円形文字盤)でステンレススチール製の新端末「Time Round」を249ドルで発売する。
Apple Watchより3ミリも薄く、重さはわずか28グラム(幅14ミリ革ストラップの場合)。

「Pebble Time Round」
米Pebble Techは9月23日(現地時間)、
同社初となるラウンドフェイス(文字盤が円形)スマートウォッチ「Pebble Time Round」を発表した。価格は249ドル(約3万円)から。
既にPebble.comで予約を受け付けており、日本からも予約できる。
スペック
本体部分はステンレス製で、厚さ7.5ミリと、これも同社初の薄さ(米AppleのApple Watchの厚さは10.5ミリ)。
直径は38.5ミリだが、カラーe-paper製のディスプレイ部分はさらに小さい。
本体サイズは1種類で、幅20ミリと14ミリの2種類のストラップを選べる。重さは28グラムあるいは32グラム(ストラップの幅の違い)。
本体カラーはシルバー、ゴールドと、14ミリのストラップの場合はローズゴールドもある。
付属のストラップは革だが、別売のステンレス製ストラップに付け替えることも可能。
2015年11月に発売される予定だが、Pebble、Best Buy、Target、Amazonですでに先行予約を受け付けている。240ドルという価格は、
「Pebble Time Steel」と同じで、「Pebble Time」よりは高い。
円形のディスプレイとデザインが、製品の特徴である。ボタンはこれまで通り、右側に3つ、左側に1つあるが、配置が従来と異なる。
これまでの製品よりも、見た目はスマートウォッチらしくない。
そして、非常に大きな円形ベゼルに囲まれた新しい円形のカラー電子ペーパーは、小さく見える。
同社最高経営責任者(CEO)を務めるEric Migicovsky氏は「カラー電子ペーパーの画面、内蔵マイクを使った音声レスポンスなど、
備える機能はPebble Timeとほぼ同じ」と述べる。
Time Roundでは、これまでの「Pebble」アプリがすべて実行可能で、同じOSが搭載されており、
未来や過去のイベントを「timeline」機能で表示する。そして「Android Wear」搭載ウォッチにみられるような、
円形ディスプレイを採用している。このディスプレイを最大限に活かすには円形の盤面向けに最適化されたアプリが必要だが、
開発者の労力はそれほど大きくなく、古いアプリも自動的に円形ディスプレイに適応すると、Migicovsky氏は述べている。
Roundにも、新しいPebble Timeモデルと同じマイクが装備されており、
「Android」搭載スマートフォン(または、「iOS」上の「Google」アプリ)に接続している場合に音声メモを録音したり、
簡単な返信を音声入力したりすることができる。
ただし、これまでのPebble製スマートウォッチの防水性はない(防水性能は3ATMではなくIPX7である)。
バッテリ持続時間も影響を受けている要素の1つ。
これまでのPebble製スマートウォッチは7日間以上だったのに対し、Time Roundは2日間である。
1回のフル充電で2日間利用可能。急ぐ場合は15分の充電で1日は持つとしている。
同社の他のスマートウォッチと同様に、搭載するOSは独自の「Timeline」で、
iPhone(iOS 8以降)およびAndroid端末(Android 4.3以降)と連係してスマートフォンからのプッシュ通知を確認できる。
マイクを搭載し、メッセージへの返信を音声で入力することも可能。
コメントを残す