コンビニエンスストアのファミリーマートは、ビックカメラグループのスマートフォン向け格安SIMカード「BIC SIM」の販売を11月10日から開始した。
「BIC SIM えらべるSIMカード powered by IIJ」
今回発売されたのはインターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する個人向けモバイルサービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」の新商品となる「BIC SIM えらべるSIMカード powered by IIJ」。
特徴は、SIMカード自体がコンビニで売られるわけではなく、エントリーコードが記載されたスターターキットを購入する点。
利用の流れはこうだ。ファミリーマートで「BIC SIM えらべるSIMカード powered by IIJ」を購入したら、専用ウェブサイトにアクセスし、エントリーコードを入力。
希望するサービス・プランを選択すると、後日SIMカードが配送され、それをSIMフリーのスマートフォンに挿すことで、通信サービスが利用できるようになる。
販売価格は3000円で、通信データ量が500MBを超えるまで、もしくは3カ月を経過するまでは、月額料金が不要となる。
店舗での購入後にサービス・プランを選択する格安SIMカードの販売は、コンビニ業界で初めて。
確かに、一般消費者にとって格安SIMカードは馴染みが薄いので、大手コンビニチェーンでの販売はハードルが下がる一因とはなりそうだ。ただしツイッターでは、
「コンビニで売ってるのは便利かも」
「この流れは広まりそう」
といった声もあるものの、SIMカード自体をコンビニで直接受け取れる形態ではないため、
「すぐに手元に置けないのはちょっとなあ…」
「ってことだけどSIMは後日郵送ってのがネック。すぐ使えないなら通販で買っちゃうもん」
「SIM現物が受け取れるわけじゃないので、あまりありがたみはないかな」
「何でこんな手続き面倒なんだ。ネットでスターターパック買った方が早いんでないの…」
など、やはりすぐに利用できないということで、少々微妙な反応が多い。
様々なサービスが乱立する格安スマホ業界。コンビニが重要な販売チャンネルとなるのか。
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