アメリカの調査会社EEDARが発表したスマートフォン向けゲームに関する統計データで、ユーザー1人あたりの国別平均課金額で日本が1位となり、ネット上で話題となっている。

日本が堂々の1位
調査結果によると2015年のスマホゲーム市場規模は、アメリカとカナダを合わせた北米が54.1億ドル、日本が51.6億ドル、中国が50.1億ドル、韓国が13.7億ドルとなっている。
一方、プレイヤー人口では、北米は1億3650万人、日本が4580万人、中国が3億1480万人、韓国が1930万人。日本のスマホゲームの市場規模が、プレイヤー人口のわりに大きいことがわかる。
そして、スマホゲームに対する1カ月での平均課金額では、日本が24.06ドル、北米が6.61ドル、中国が2.88ドル、韓国が12.83ドルという結果となった。
どうやら日本のスマホユーザーはゲーム課金に対してかなり積極的だといえそう。
日本のユーザーの、スマホゲームに対する財布の紐のゆるさが明らかになったこのデータについて、ツイッターでは、
「無課金の人が多いはずなのに、1人平均24.06ドルって廃課金税(註釈:重度に課金するユーザーを指すスラング)がやばいことになっているよ!」
「平均値では3000円ないくらいっぽいけど、大半は無課金(全く課金しない意)で一部の廃課金ユーザが吊り上げてるだろうし中央値だともっと低いだろうな」
「TL見るとわかるけど一部の人間が異常に課金してるだけだよな」
などの意見が寄せられていた。
どうやら、“無課金”のユーザーが多いと感じているネットユーザーが多く、一部の“重課金者”が平均額を引き上げているのではないかとの見方が多かった。
たしかにEEDARの調査でも、年に100ドル超を課金するヘビーユーザーの割合は、4地域のなかで日本が最も多い(日本8%、北米・中国5%、韓国3%)。これを裏付けるかのように、
「課金しまくる時って、いくら課金したかなんて覚えてないよなー。欲しいのが出るまでひたすら石購入ボタンをガチャボタンを連打し続ける」
「日本で生きてくには税金払わなきゃならないじゃん?デレマス(編集註:『アイドルマスターシンデレラガールズ』の略称)に課金するってそういうことだよ」
「日本の課金者は10万からが最低ラインだから仕方ないね つまり10万は微課金(白目)」
と、どこまでが冗談かはわからないが、高額の課金も厭わないというユーザーも少なくないようだ。また、
「日本のゲームはクソみたいな値段のアイテム課金ゲーが多すぎ。パチンコの延長線上の様なガチャは只のギャンブルゲー」
「あぁ…あれだけ金巻き上げるような事しか考えてないアプリもあればな…そりゃ…。 それに大抵、課金しないと詰むし…」
と、課金を前提にしたゲームが多いとの不満も多数投稿されており、世界的に見ると少々特殊に思える日本のスマホゲーム市場が浮き彫りになった。
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