オークションや、携帯電話でよく聞く、白ロム 黒ロムなどなど。
一体、どのような意味があるのか、具体的に解説していきます!
携帯 スマホのSIMカードと内部構造
携帯端末で電話やネットを行うには、電話番号をはじめとした契約者情報が必要です。
現在では、それらの情報はSIMカードに収められていて、端末を変更しても、
SIMカードを差し替えれば同じ電話番号で使えるようになっています。
SIMカードが存在する以前は、端末内部の回路上にある特殊なメモリ領域に直接情報を書き込むことで、
端末が通話や通信ができるようになっていました。
この特殊なメモリ領域ことをEPROM※といい、俗称で「ロム」と呼びます。
このロムに情報が記録されていない状態、まっさらな状態の端末を「白ロム」、
記録されているものを「黒ロム」と呼んでいます。
現在は、SIMカードによって契約者情報が管理されているので、
SIMが抜かれた状態を「白ロム」と呼んでいます。
SIMの入っていない端末が、中古携帯ショップやオークションなどで「白ロム」として流通しているのはこの名残と言えます。
他には、「赤ロム」と呼ばれる状態が存在しています。
これは、キャリアとの契約をする際に、端末を分割で購入し、残債(残りの支払い)があるにもかかわらず、
その端末を売却し、キャリアへの支払いが滞った時に端末の使用がロックされる状態のことを示します。
いわゆる差し押さえ状態のことを指しています。
携帯端末は何らかの形で通信をすれば、端末の個体情報がキャリアへと通知されるので、
ロックをかけることが可能になるため起こるわけです。
赤ロムは「違法」な状態のものになるため、使用することはできません。
まとめ
白ロム・・・携帯電話の端末で、回線契約がされておらず電話番号が記録されていないもの
SIMカード未装着のもの(au除く)
黒ロム・・・電話番号が登録された状態の携帯電話端末のこと。(SIMカード装着状態)
灰ロム・・・回線契約は解除されているが、電話番号が端末に残ってしまっている端末
赤ロム・・・割賦契約不履行や盗難によりキャリアから利用制限がかけられた端末のこと